

夫婦の愛の証であるブライダルリング。
ふたりにとって特別なアイテムだからこそ、購入した時の輝きをいつまでも保ち続けておきたいもの。
しかし長年愛用していると衝撃や摩擦によって傷や汚れが目立つようになってくるのはどうしても避けられませんよね。
また、ダイヤモンドなどの石を使用している場合は油分によって曇ってしまうこともあるので、ダメージを防ぎ初期の輝きを維持するにはメンテナンスが重要です。
さらに、メンテナンス以外にもブライダルリングを美しく保つための秘訣、注意点などはあるのでしょうか?
今回はブライダルリングの購入を検討されているカップルに向けて、自分の指に合うリング選びのコツからブライダルリングの素材と特徴、指輪を傷つけないために気を付けておきたいことをご紹介していきたいと思います。


目次
1、タイプ別!自分の指に似合うブライダルリング選びのコツ
ブライダルリングと一言でいっても色んな種類があります。それと同様に指の形や肌の色も人によって違うものです。
自分の手元をもっとも美しく見せてくれるリングに出会うためには、まず自分の指の特徴を理解しておく必要があります。
指の長さ、関節の幅、肌の色などを見て、全体のバランスが整うデザインを選ぶことが賢いリング探しのポイント。
リング選びに夢中になっている時はデザインや素材といった指輪本体ばかりに気を取られ、指との相性をあまり深く考えないことが多いですが、それでは本当に似合う指輪を見つけることはできません。
一番似合うかどうかは手元だけで判断するのではなく、全身が映った鏡でバランスを確認し、第三者からの冷静なアドバイスも得て決めるのがベストなのです。
では、上記の点を踏まえて似合う指輪を探すポイントについてご紹介します。
(1)色白の人
プラチナ、ホワイトゴールド、ピンクゴールドなどの上品な色の素材であればどれも似合います。
しかし、色白の人にイエローゴールドを合わせると多少浮いてしまうことがあるのであまりおすすめできません。
(2)色黒の人
プラチナの白銀色が合わさることで色がくすんでしまうという理由から、プラチナやホワイトゴールドを裂ける方もいらっしゃいますが、この場合はイエローゴールドを合わせれば肌の色と良くマッチして手元を印象的に見せることができます。
(3)長い指
どんなデザインを選ばれても似合う指のタイプですが、特に似合うものとしてはストレートやS字といった上品かつ華やかな指輪との相性が抜群で指先をスラリとシャープに見せてくれる効果があります。
婚約指輪との重ね付け、ファッションリングとブライダルリングを合わせてボリュームを持たせるのもおすすめです。
(4)短い指
指が短い人はV字やウェーブの入ったS字で指を長く細く見せるようにするのがベスト。幅広やストレートタイプの指輪は指をさらに短く見せてしまうので、できるだけアームに動きがあるものを選ぶようにしましょう。
(5)関節が太い
関節の太さが気になる方は、ストレートや幅広のデザインを選ばれることをおすすめします。
またシンプルなものよりデザインの入っているタイプの方が骨ばった独特の形状も隠すことができます。
関節のサイズでリング幅を決めるために指の付け根がリングサイズと合わず抜けそうになるのが関節の太い人に見られるパターンですが、この場合は前後のデザインが定まっていないリングを選ばれるようにすることをおすすめします。
(6)指が細い
どんなタイプのデザインでも似合いますが、細身のアームを選ばれるようにするとより指の華奢さを魅力的にみせることができます。
(7)指が太い
指輪に食い込んだり圧迫感があるように見えるというのが指の太い方のコンプレックス。このような場合は幅広やストレートラインなど、比較的ボリュームのあるリングを選ぶようにすれば指の太さも目立たなくなります。
シャープなリングは指の太さを強調してしまうので、縦長のデザインを中心に選ぶようにした方がいいでしょう。
2、ブライダルリングに使用されている素材の特徴
ブライダルリングは一生身に着けるものなのだから丈夫な素材が使用されているはずだと思われている方もいらっしゃるでしょう。
結婚指輪の素材はどれも最高級のものばかりであることに違いはありませんが、どれほど強度の高いものでも「絶対に傷つかない」とは断言できません。
それは保存状態、使用頻度、メンテナンスなどによっても差が生じるからです。
それでは代表的な素材の特徴について以下に解説していきます。
(1)プラチナ
日本人のおよそ80%がブライダルリングの素材として選ぶという、リングの王道プラチナ。
希少価値の高さが何よりの特徴ですが、やわらかく加工しやすいことから傷つきやすい素材であるとも言われています。
そのため、プラチナを指輪に加工する際にはパラジウムなどの金属を混ぜて強度を高めています。
変色や変質の心配がなく、永久的に使用できる素材ではあるものの、長年の使用による細かな傷はどうしても避けられず、ちょっとした衝撃でさらに新しい傷ができる可能性もあります。
例えリング磨き用のクロスであっても繊細なプラチナで使用すれば細かな傷ができる可能性もあるので、傷や汚れが気になる場合はジュエリーショップでケアしてもらうようにしましょう。
(2)ゴールド
ゴールドはプラチナ同様、変色や変質に強い反面、変形には弱い素材です。
純度が高いほどやわらかい特徴があるので、純度100%や24Kなどと表記されたものよりも、18Kや14K(含有率75%程度)のタイプがブライダルリングとしては一般的です。
また、使用される合金の性質によって色味が異なるのもゴールドならではの特徴です。
(3)ホワイトゴールド
ホワイトゴールドとは、ゴールドにパラジウムなどの金属を混ぜて白色のゴールドを作り、さらにロジウムという白色の金属で表面加工して作った、プラチナのような白銀色に包まれた素材のことです。
このメッキ加工が剥がれると中の地金が見えてしまうことがあります。
プラチナのような色味と光沢を維持したい場合は定期的にメッキ加工を施す必要があります。
(4)ピンクゴールド
銅の合金を含ませることにより独特のピンク色を生み出すことに成功したピンクゴールド。
日本人の肌になじみやすく可愛らしい色味ということから、近年ブライダルリングの素材として選ばれる方が増えています。
ピンクゴールドは銅を多く含んだ素材ゆえに、汗や温泉に過剰に反応するという性質を持っています。
変色した10円玉をイメージしていただけると分かりやすいと思いますが、銅でできた素材は汗や温泉にとても敏感です。
ピングゴールドを日常的に使用される場合は、こまめに汗を拭きとる、ジュエリーショップでメンテナンスしてもらうなどの注意が必要です。
3、指輪に傷や汚れが付きやすいシチュエーションとは
どれほど強い素材であっても毎日使用していればふとした拍子に傷ついてしまうこともあるでしょう。
何気ない所作が指輪を傷つける原因となっていないかどうか、以下の項目を参考に今一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
(1)家事をする時
毎日の家事によって指輪が劣化してしまうのでは……と不安に感じている人もいらっしゃるでしょうが、基本的に料理洗濯などの水仕事で指輪が傷つくことはありません。
しかし指が濡れている時は指輪がすっぽりと抜け落ちてしまう可能性があります。落ちた衝撃で傷ができたり石がとれたり、あるいは指輪が排水溝に落ちてしまうこともあるので、水仕事を行う際はゴム手袋をするか指輪を外して行うことをおすすめします。
(2)メイクをする時
メイクをすることで指輪が劣化するということはありませんが、ファンデーションの中に含まれている油分によって指輪の輝きが損なわれてしまうことがあます。
特にダイヤモンドは油分が大好き。油分が付着するとすぐに輝きを失ってしまいます。
メイクをする時はリングを外す、もしくは油分をしっかりと洗い流すようにしましょう。
(3)荷物を運ぶ時
軽いものや少量の荷物を運ぶだけなら問題ありませんが、長時間重たい荷物を持ったり、指に激しく圧力が加わるような荷物の持ち方をした場合、その重圧によって指輪が変形してしまう恐れがあります。
指輪が変形すると指から外れなくなったり、デザインの復元が困難になることもあるので、荷物の持ち運びの際は指輪を外すことをおすすめします。
(4)運動をする時
運動したからといって必ず指輪が傷つくわけではありませんが、手を使ったハードなスポーツであればそれだけ手に衝撃が加わるため、当然指輪を変形させるリスクは高まります。
また衝撃意外で特に注意してほしいのが汗による劣化です。
特にピンクゴールドは汗と温泉に弱い性質を持った素材ですから、汗が少し付着しただけで変色することもあります。
スポーツをする時は予めリングを外しておいた方がいいでしょう。
(5)温泉に入る時
繰り返しになりますが、ピンクゴールドは汗と温泉に弱い素材です。ピンクゴールドの指輪を着けたまま温泉に入ると素材が変色する可能性があります。温泉に入る時は必ず指輪を外すようにしましょう。
ちなみに、プラチナ・イエローゴールド・ホワイトゴールドなどの素材は、温泉に入って変色することはまずありません。
まとめ
いかがでしたか?
ブライダルリングはふたりと共に時を刻んでいく大切なアイテム。
大事にケアをしながら、いつまでも輝きを保ち続けていただければと思います。。
とはいえ、どれだけこまめにお手入れしても傷つくこともありますし、自宅でできるケアには限界があります。
長く愛用するためにも、定期的にジュエリーショップでメンテナンスしてもらうようにしてくださいね。
今回の記事が指輪選びとお手入れ方法のご参考となれば幸いです。
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「HOW TO MARRY」編集部です。ブライダル事業に10年以上携わってきた編集チームが集結し記事執筆+編集しています。業界のノウハウのみならず、すでに結婚という大きなイベントを終えた編集チームの体験を活かし、皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しHOW TO MARRYというメディアを運営しています。サイト運営者情報はこちら。
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