婚約指輪(エンゲージリング)の平均購入価格(相場)は?みんな平均していくらぐらいの金額で購入しているのだろう・・・?
この記事をお読みの方の中には、プロポーズを控えておりこれから婚約指輪を購入するという方が多いのではないでしょうか。
婚約指輪の相場は、ブランドやデザインとともに購入時に最も気になることの一つです。かつては「給料の3ヶ月分」が一般的、などと言われていましたが、現在ではその情報は正しくありません。実際には35万円ほどが現状です。ご存知でしたか?
今この記事では、婚約指輪の相場について解説するとともに、婚約指輪を購入する際に気になるポイントについても紹介していきます。これからエンゲージリングを購入される方のご参考になれば幸いです。
婚約指輪のブランドについて詳しく知りたい方は婚約指輪のブランドランキング記事も併せてお読みください。
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ギフト | ブランド名 | 詳細 |
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目次
1、婚約指輪の相場はいくら?平均的な購入価格は?
(1)婚約指輪の平均価格相場はこちら
婚約指輪の相場=給料の3カ月分はもう古い!とわかるデータがこちら。ゼクシィトレンド調査によれば「30~40万円未満」が28.0%で最も高く、次いで「20~30万円未満」 が21.4%、「40~50万円未満」が14.0%で続く形に。平均は35.0万円となりました。
ハウツーマリー編集部のリサーチにおいても、婚約指輪を購入される方の平均予算は35万円前後と同一の結果が出ています。
(2)婚約指輪の年代別価格相場はこちら
婚約指輪の年代別価格相場を見ると、妻の年齢が24歳以下のカップルは平均27.5万円、25~29歳では38.2万円、30~34歳では41.1万円、35歳以上になると41.9万円が婚約指輪の平均価格相場となっています。1位と2位で価格差が大きい年代もありますが、平均価格は年代が上がるにつれて上昇する傾向が見られます。
(3)ちなみに…”結婚指輪”の相場は?
これに対して結婚指輪の相場はどのくらいでしょうか。ブライダル総研の調査によれば、結婚指輪の場合は全国平均で25.4万円ほど。結婚指輪の場合はお二人で着用しますが、2本の合計額で25万円が平均と言われています。婚約指輪の購入後、すぐに結婚指輪も購入することになるためこちらも覚えておきましょう。
2、婚約指輪の相場を決める”ダイヤモンドの質”。その評価基準は?
ダイヤモンドの質を評価する基準として、以下のような「4C」があります。
- Carat(カラット)
- Cut(カット)
- Color(カラー)
- Clarity(クラリティ)
4Cについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
(1)婚約指輪のダイヤモンド、特に重視すべきは「カラット数」
ダイヤモンドの価値は「4C」で決まるとはいえ、特に重視されるのは「カラット数」。価格への影響度が高いのはもちろん、婚約指輪をもらう/あるいはもらった経験のある女性が、真っ先に気にするポイントもまた「カラット数」といえます。
婚約指輪を毎日会社につけていく女性は一般的に多くないかもしれませんが、人の集まる場所に着用していったならば「大きいダイヤですね〜!何カラット?」なんて会話も聞こえてきそう。ダイヤのカラット数は、ジュエリーに興味がある全ての方から注目の的なのです。
(2)婚約指輪のダイヤモンド、日本人の平均カラット数は?
となれば当然、世間一般的なカラット数がどのくらいか、気になるところです。ブライダル総研の調査によれば、婚約指輪のダイヤの平均カラット数(日本の全国平均)では0.2カラット~0.3カラットを購入しているケースが34.8%で最多との結果が出ています。
1番目に多い0.2〜0.3カラット(34.8%)と2番目に多い0.3〜0.4カラット(26.1%)を合わせると購入者の半数を超えることがわかります。
言い換えれば、日本全国で婚約指輪を購入した方の半数以上は0.2カラット〜0.4カラットのダイヤを選択しているということになります。 0.2カラット〜0.4カラットとは、大きさにして約3.8~4.8mm程度です。
とはいえ、着用する方によって指の太さや長さ・大きさは千差万別。同じ大きさのダイヤでも、大きく見えたり小さく見えることも。最終的には、使う場面や女性の好み、手との相性なども考えて、バランスの良いカラット数を選ぶことが良い婚約指輪を選ぶ1つのコツと言えます。
3、婚約指輪の相場を決める!ダイヤ以外の<3要素>
婚約指輪の相場を決定する要素は、もちろんダイヤモンド以外にもあります。
(1)婚約指輪の種類と相場は?
まず、婚約指輪を購入する際、既製品か、それともオーダーするのかが迷うところでしょう。
ゼクシィトレンド調査によると、婚約指輪を新たに購入した人のうちで既製品、セミオーダー、フルオーダーの順で購入者が多く、最も多い既製品は55.3%のカップルが既製品を選んでいます。
また、それぞれの特徴は以下の通りです。
①既製品
デザイン、宝石ともに既に決まったものを購入するケースです。「既製品であればその場で持ち帰れるよね?」と思っている方が多いですが、既製品であってもサイズなど微妙な調整が必要なので、決めてその場で持ち帰ることは難しいでしょう。もっとも、セミオーダーやフルオーダーと比較して早めに手元に届きます。
既製品でブランド品ならティファニーやカルティエが人気があるようです。
②セミオーダー
ダイヤなどの宝石と、リングの素材やデザインをそれぞれ別々に選んで、自由に組み合わせてオーダーして購入するケースです。既製品だと物足りないので自分の好みに合ったオリジナリティある指輪が欲しいがフルオーダーまでは必要ないとお考えの方にピッタリです。
また、セミオーダーの場合は予算に合わせて作ることができることも人気が高い要因です。ちなみに注文してから手元に届くまでは約1~2カ月ほどのようです。
③フルオーダー
宝石とリングの素材はもちろん、デザインもご自身の好きなように一から自由に決めて購入するケースです。世界に一つだけのオリジナリティある指輪を作りたい方にピッタリです。デザイン描を作ることから楽しめることも魅力といえるでしょう。注文してから手元に届くまで約2~3ヶ月ほどとなります。
(2)婚約指輪の「リング素材」はプラチナ?ゴールド?
婚約指輪のリングの素材については以下の2種類があります。
- プラチナ
- ゴールド
それぞれについてみていきましょう。
①プラチナ
プラチナとは、白の貴金属で、ダイヤモンドの輝きを引き立てる特徴があるとされています。そのため、ダイヤモンドが多い婚約指輪のリングの素材としてよく使われます。また、プラチナは酸化しにくいので、その白い輝きが持続するという特徴もあります。その耐久性が起因して、一般的にはこの後ご紹介する「ゴールド」よりも高値で取引されます。
②ゴールド
ゴールドは、指輪やネックレスなどのアクセサリーの素材として使われることが最も多い金属です。ゴールドの中だけでも、ホワイトゴールドやピンクゴールド、イエローゴールドなど様々な種類があります。婚約指輪のリングとしてよく使われるのはダイヤモンドと相性がよいとされるホワイトゴールド。プラチナに比べれば耐久性が低いと言われがちですがそもそも丈夫な材質であり、カラーバリエーションも豊富でデザインに温かみを持たせられる点が魅力。
③プラチナとゴールドのコンビも人気あり
前述の通り、ゴールドはダイヤモンドを光り輝かせる特徴がありますが、一方であまり強度が強くないとされています。そのため、ゴールド100%ではなく、強度を高めるためにプラチナとMIXしたコンビネーションタイプも近年人気があるようです。
④プラチナとゴールド、婚約指輪のリングの素材として選ばれる割合は?
婚約指輪の素材としてプラチナやゴールドが利用される割合ですが以下の通りです。やはりプラチナが86.0%と圧倒的に多いのが現状です。
1位 | プラチナ |
2位 | ゴールド(ホワイト・ピンクを含む) |
3位 | コンビ(プラチナとゴールド) |
(3)婚約指輪のデザイン、相場は?
婚約指輪のスタイルの種類も、使用するダイヤの大きさ・数などから結果的に婚約指輪の購入価格を決める要素となります。ここでは代表的な4タイプのデザインをご紹介します。
婚約指輪には様々なデザインがありますが、みんなどのようなデザインを選んでいるでしょうか。下記の調査結果では、婚約指輪のスタイルで最も購入されているのはソリティア、49.5%となっています。やはり定番は根強い人気がありつつ、約半数の方がリングデザインをアレンジしているという結果でもあります。
読者の皆様はどのリングに惹かれましたか?色々なリングブランドのサイトもチェックして、好きなタイプのデザインと予算(相場)感をすりあわせていきましょう。
①ソリティア
ソリティアは、婚約指輪においても最も定番と呼ぶにふさわしいデザイン。
シンプルなリングの中央に宝石が一粒の、シンプルかつ洗練されたデザインは、シーンを選ばずどんな洋服にも似合い、かつ飽きがこないデザインが人気の魅力。また、ソリティアの中でも、一粒ダイヤを立て爪で支えるタイプが根強い人気を誇っており、立て爪の数は4本と6本が多いです。
ダイヤが一粒のため、そのダイヤの存在感が他のタイプよりも強いことから、前述のダイヤの4Cにいかにこだわるかが魅力的な指輪を選ぶためのポイントといえるでしょう。
②メレ
メレとは、小粒のダイヤのことをいいます。
婚約指輪のデザインで「メレ」というと、メインの宝石の周囲にメレダイヤ(0.1カラット以下の小粒ダイヤが添えられているデザインのことを意味します。
メレでは、小粒ダイヤが添えられることによってメインの宝石が引き立ちます。ダイヤのカラット数や4Cをオーダーできるところがほとんどなので、メインの石もメレダイヤもそれぞれ選んだダイヤのクラリティ次第で価格帯は変わってきます。
婚約指輪のデザインでメレと一言でいってもメレダイヤの数や形によって様々なデザインのバリエーションがあります。オリジナリティある自分だけのデザインにしやすいことがメレの特徴といえるでしょう。
③パヴェ
パヴェとは、メインとなる宝石が一つで、リングにメレダイヤが敷き詰められたデザインのことをいいます。
名前の由来は、「パヴェ」という言葉がフランス語で「石畳」「敷石」という意味を持っていることに由来します。
リング部分にメレダイヤが敷き詰められていることから、ゴージャスな印象を与えたり、ファッションセンスが高いイメージがあることが特徴です。同じダイヤのカラット数ならば、代表的なソリティア等より価格帯は高いことが多いでしょう。
④エタニティ
エタニティは、特定のメインの宝石があるわけではなく、同じサイズの宝石がリング部分に並べられたデザインです。
リングにダイヤを並べたデザインが終わりない愛という印象を与えていることから、「永遠」すなわちエタニティと名づけられました。
エタニティの種類には、宝石が半周だけ並ぶハーフエタニティというデザインもあります。エタニティもハーフエタニティも、ダイヤの数としてはソリティアより増えますが、一石の大きなダイヤではなく小さめダイヤを敷き詰める構造です。
これによって、結婚指輪のように日常的に着用しやすいリングであることが人気です。婚約指輪を「特別な日に着用するもの」と考えるか、「せっかくもらうのだから毎日でも着用できるデザインがいい」と考えるか、もらう人によって考え方が分かれるところでしょう。結婚指輪と二重で重ね付けを楽しむことで日常をリッチな輝きとともに過ごすことができるのは嬉しいポイント。
また、婚約指輪でありながら結婚指輪らしさも兼ね備えたエタニティは「グレードアップした結婚指輪」としての需要もあり、「結婚指輪はいらないからエタニティの婚約指輪がほしい」といった女性も中にはいらっしゃるようす。その場合、トータルの予算で見れば少しお得になることもあり得ます。この記事をお読みで予算に限りがありそう…と思われる方、”裏ワザ”としてご検討ください。
4、婚約指輪を相場の範囲内で買える!人気ブランド
(1)みんな婚約指輪はどこで購入しているの?
みなさん、婚約指輪はどこで買っているのでしょう?
ゼクシィトレンド調査によると、最も多いのは独立した店舗の国内ブランドショップのようです。数年前は百貨店で購入される方が多かったのですが、時代と共に購入する場所も変化してきています。
では具体的にどのようなブランドが人気なのでしょうか。
(2)人気ブランド7選
①「EXELCO DIAMOND(エクセルコ ダイヤモンド)」
出典:EXELCO DIAMOND(エクセルコ ダイヤモンド)
ハウツーマリーの婚約指輪カテゴリで最も多く読まれている記事(ブランド)がエクセルコダイヤモンド。事実として世界一のダイヤモンドと評され、その世界トップクラスのダイヤ輝く婚約指輪に190,000円〜から手が届くということが人気の最大の理由。
この記事をお読みの方が「ダイヤモンドの質で選びたい!」という方であれば、今最もおすすめのブランドでもあります。
世界一のダイヤモンドと評された知る人ぞ知るエクセルコダイヤモンド。ダイヤモンドのクオリティもさることながら、「お客様に寄り添う接客の丁寧さ」にも定評があります。
- 相場(250,000円~450,000円)
- ダイヤモンドクオリティ世界一
- 指が美しく見える日本人女性にあったデザイン
- 一定の基準を満たしたセンターダイヤモンドには、鑑定書やジャンポール氏が監修した証であるカットの証明書付き
- ダイヤモンドの一番有名な形である「ラウンドブリリアントカット」の生みの親
- 無期限でメンテナンス、永久保証サービス付
- 定評がある丁寧な接客
- 高品質かつ、コストパフォーマンスも良い
- エンゲージリングは現在約150種類、マリッジリングは約550種類という種類の豊富さ
②GINZA DIAMOND SHIRAISHI(銀座ダイヤモンドシライシ)
出典:銀座ダイヤモンドシライシ
- 相場(230,000円~350,000円)
- 指輪にストーリーが付けられている
- ブライダルリング専門店だから、ブライダルに関することなら指輪以外も相談できる
- 700種類以上ものデザインがある
- 高品質かつ、手頃な価格設定の指輪が豊富
- リングの内側は、メンテナンスも考慮した丸みを持たせているため着け心地がよい
- 永久メンテナンス
- 予約&初来店で3,000円の商品券をプレゼントするキャンペーンあり
③LAZARE DIAMONDE(ラザール ダイヤモンド)
- 相場(200,000円~400,000円)
- ブランドロゴに「世界で1番美しいダイヤモンド」と入れることを許された唯一のブランド
- ”The World’s Most Beautiful Diamond.®”として輝きを放つ
- 3Cにカットを加えた4Cを提唱、定着させたブランド
- 世界三大カッティングブランド
- 100年以上の歴史を持つ老舗ブランド
- 数学理論を用いた史上初のカッティング技術を考案
- ダイヤモンドそのものに、オリジナルメッセージをレーザー刻印できる「メッセージ イン ダイヤモンド」オプションサービスあり
④I-PRIMO(アイプリモ)
出典:アイプリモ
- 相場(176,000円〜<購入平均250,000円程度>)
- ブライダルリング専門店
- 国内店舗数ナンバーワン
- とくに若い方から人気を集めるブランド
- 比較的リーズナブル
- 指なじみの良い「内甲丸仕上げ」を採用
⑤ロイヤルアッシャー
1854年、オランダ・アムステルダムにて創業。オランダ王室から二度に亘り「ロイヤル」の称号を授けられた名門ダイヤモンドジュエラー。
カッティングジュエラーとして、オリジナルカットを持つロイヤル・アッシャー社。
白い光「ブリリアンス」に、きらきらと輝く「煌めき」が融合した、「深遠で強い輝き」が特徴の「ロイヤル・アッシャー・ブリリアントカット」は、華やかな美しさ。精緻な光と高い透明感が特徴の「ロイヤル・アッシャー・カット」はクールな気品。どちらも婚約指輪として人気です。
国内直営店は、銀座1店舗のみですので、お近くの方はぜひ一度その目で確かめてください。
相場(200,000円〜500,000円)
- オランダ王室から1980年と2011年の二度に亘り授けられた誉高い「ロイヤル」の称号
- 世界最大のダイヤモンド原石「カリナン(3,106ct)」カットの成功をはじめ、様々なカットの開発など、ダイヤモンド業界の歴史に残る偉業を成し遂げてきた
- カッティングジュエラーとして、国際パテントを持つオリジナルカット保有
- 華やかな美しさのラウンドカット、「ロイヤル・アッシャー・ブリリアントカット」
- クールな印象のスクエアカット、「ロイヤル・アッシャー・カット」も人気
- ダイヤモンドの輝きを最大限引き出すリングデザインはシンプルからゴージャスまで
- ジュエリーとしての美しさと着け心地の良さを満たした証として、クラウン(王冠)マークが刻印。
⑥俄(ニワカ)
http://www.niwaka.com/bridal/
- 相場(250,000円~400,000円)
⑦4℃(ヨンドシー)
- 相場(20,000円~45,000円)
婚約指輪のブランドについてもっと知りたい方には、こちらの記事もよく読まれています。
5、婚約指輪の購入予算がない!賢く金額を抑える方法は
婚約指輪を平均価格内で購入したいが、シンプルに「お金がない!」というカップルもいらっしゃるのではないでしょうか。そこで婚約指輪をリーズナブルに手に入れる方法について書いていきます。
(1)婚約指輪の価格を抑える方法:「手作り」
では、どうしたら婚約指輪の購入費用を安くおさえることができるのでしょうか?
そのような方法の一つとして、最近婚約指輪の購入費用を安くおさえたいという考えから、最近では婚約指輪を手作りするカップルが増えているようです。
①婚約指輪を手作りするメリット
婚約指輪を手作りするメリットの一つとして、以下の点が挙げられます。
- 費用がリーズナブルにおさえられる
- 世界で一つのオリジナルの指輪を作ることができる
費用はもちろんのこと、彼氏が作った世界で一つのオリジナルの指輪を贈ることができるということも重要なメリットでしょう。
- 婚約指輪の手作り・リフォームにおすすめの工房
・Hamuri(ハムリ)
サイトURL:https://hamri.jp/
Hamriは、手作り結婚指輪や婚約指輪の専門店・兼・工房。Hamriで作られた結婚指輪は、一つとして同じデザインのない、すべてがオリジナル。「なるべくNoを言わない」がモットーのHamriは、アフターケアの充実も花丸。Googleでの口コミ評判は トータル239件、★4.9 とまれにみる高評価なのも、一度店舗を訪れれば頷けるはず。
また、手作りだけでなくリフォームにも対応している店舗はとても少ないです。まごころで1組1組のご夫婦と向き合うHAMRIは、リフォーム(ルース持ち込み)でのリング制作にも対応してくれます。
②婚約指輪を手作りするデメリット
一方で、デメリットとしては時間と日数がかかる点が挙げられます。渡したいタイミングに間に合うように、事前に制作期間を確認して計画的に作成を進めましょう。
(2)婚約指輪の価格を抑える方法:「母親からダイヤor指輪を譲り受ける」
婚約指輪の費用をおさえるもう一つの方法として、母親から譲り受ける方法があります。さらに譲り受けたものをリフォームするとオリジナルのものになるので、一石二鳥といえるでしょう。
譲り受けたものをリフォームするというカップルも、今や少数派ではありますがいらっしゃいます。デザインが古いのでダイヤのみを活かして新しいものに作り替える(この場合のダイヤの石だけの状態を「ルース」といい、「ルース持ち込み」など呼ばれます)。先祖から譲り受けた大切な指輪をリフォームして婚約指輪にすることも一つの選択肢となりそうです。
6、婚約指輪(エンゲージリング)はなぜ一般的なジュエリーよりも相場が高いのか
(1)そもそも婚約指輪(エンゲージリング)はなぜ高額?
エンゲージリングや鑑定書付きのダイヤモンドはどうして通常購入するようなジュエリーよりも値が張る傾向にあるのでしょうか。その理由は、エンゲージメントリングに用いられるダイヤモンドは「鑑定書付き」であることが前提とされているから。鑑定書とは、専門の調査機関が品質を調査・証明した書面のことです。
なぜ鑑定書付きの比較的高価なダイヤが前提かといえば、現代における婚約指輪にはそもそも日本にある「結納」文化の代替版としての機能を兼ね備えていると考えられています。古い話ではありますが、家と家の契約として「娘さんをください」と高価な品物を納める行為の延長として機能している側面があるため、贈呈後もその家にとって「宝物」として機能するような、<石だけである程度以上に市場価値があるもの>を相手方へお贈りする習慣が残っているといえます。(別の話として、「ダイヤモンド」が品物として一般的になった経緯は、欧米文化や企業の影響があります)
「エンゲージ」と名のつくダイヤは鑑定書付きの、価値を証明されたダイヤの使用がほとんど。そんな結納の現代版的側面がある婚約指輪の相場も、先述の通り今はそこまで高価である必要性はありません。また、今は「家と家」間の贈り物というよりもあくまで婚約する当人同士のプレゼントですから、平均的な相場に囚われすぎることもありません。
一方で、入手しやすい相場としてこの【30万円台】のダイヤモンドやエンゲージリングが選択肢多く展開されていることも事実です。金額の壁に届くことが難しい方や、パートナーが指輪以外を望む場合、またプレゼントを婚約指輪以外で検討される方もいらっしゃると思います。そのような方は、最終的にはお二人の納得感が重要ですが、その点には十分配慮しつつ以下の記事もぜひご参考になさってください。
[blogcard url=”https://how-to-inc.com/propose-without-engagering-49727″]
(2)婚約指輪の相場が結婚指輪よりも高額な理由は「ダイヤモンド」
「婚約指輪」の相場が「結婚指輪」よりも高くなる理由としては「ダイヤモンド」を使用することにあると言えます。
婚約指輪に装着される宝石のうち、実に95%以上がダイヤモンド。ダイヤ以外の宝石を装着するケースもあることにはありますが、その割合は5%に留まるという結果に。
婚約指輪といえば…圧倒的にダイヤ!
また、婚約指輪ではなく、夫婦2人で着用する結婚指輪にもダイヤを使用しているものも当然あります。
しかしその場合はほとんどが小さなダイヤモンド(メレダイヤ)で、主にリングの飾り要因として使用されることが多く、メレダイヤには先ほど記載した「鑑定書」がついていることはほぼありませんでしょう。それに対して、婚約指輪におけるダイヤの存在感は「主役」。その石自体に市場価値があることが前提です。言い換えれば、ダイヤモンドの質や大きさ、それらに伴う対価が婚約指輪の価格に大きく影響しているのです。
[column] 婚約指輪の歴史〜どうして宝石にダイヤモンドが選ばれたの?〜
婚約指輪の歴史は古く、結婚に際して指輪を贈る習慣は古代ローマ時代にはすでにあったといわれています。様々な説があるものの紀元前2世紀のローマで男性から女性に渡されたのが起源だそう。その後、中世にダイヤモンドなどの宝石付きとなり、明治時代に婚約指輪の文化が日本にやってきたとされています。
ではなぜ、誕生石でもないのに婚約指輪にはダイヤモンドの使用が一般的になったのでしょうか。ダイヤモンドが結婚の際に贈られる指輪に飾られるようになったのは、その性質に由来します。ダイヤモンドは地球上に天然で存在する最も固い鉱物とされており、何億年もかけて出来上がる希少性があります(それゆえにとても高価です)。
その壊れることのない頑丈さから「永遠」のイメージ、またカッティング技術による唯一無二の輝きから、”二人の愛が永久に輝き続けるように”と願いを込められるようになりました。
やがて生涯の愛を誓う際に贈るのにふさわしいとされ婚約指輪に選ばれるようになったのですね。
7、相場以前に・・・そもそも婚約指輪は必要?
ここで一旦そもそも論に立ち返りますが、婚約指輪は絶対に必要なのでしょうか?
ゼクシィトレンド調査によると、以下の通り結婚を誓い合ったカップルのうち、婚約の記念に何らかの婚約記念品(結納を含む)を受け取っている人は全国平均で74.5%でした。
以上の通り、首都圏で見ますと婚約記念品を購入された中でも婚約記念品が婚約指輪だった人は88.1.%と突出して多く、次いでネックレスが7.4%、時計が2.2%と続いています。
筆者の周囲で「婚約指輪なし」のご夫婦も点在していますが、やはり圧倒的多数は「婚約指輪あり」のように感じます。一生に一度の記念品、やはり「欲しい」or「あげたい」と思う声が現代においても圧倒的多数のようです。
8、婚約指輪の購入価格(予算)決定は、誰が行う?
サプライズの場合には一般的に男性が婚約指輪を決めることになりますが、ゼクシィトレンド調査の調査によると、以下の通り「二人で」というのも38.0%と比較的多いようです。
婚約指輪の相場はいくら?のQ&A
婚約指輪の平均価格相場は?
ゼクシィトレンド調査によれば
- 「30~40万円未満」が28.0%で最も多い
- 「20~30万円未満」 が21.4%
- 「40~50万円未満」が14.0%
でした。平均は35.0万円となりました。
婚約指輪の年代別価格相場は?
婚約指輪の年代別価格相場を見ると、妻の年齢が
- 24歳以下は平均27.5万円
- 25~29歳では38.2万円
- 30~34歳では41.1万円
- 35歳以上では41.9万円
が婚約指輪の平均価格相場となっています。
婚約指輪のダイヤモンド、日本人の平均カラット数は?
ブライダル総研の調査によれば、婚約指輪のダイヤの平均カラット数(日本の全国平均)では0.2カラット~0.3カラットを購入しているケースが34.8%で最多との結果が出ています。
まとめ 婚約指輪の相場はいくら?平均購入価格は?
今回の記事では、婚約指輪の平均購入金額(相場)に始まり、相場を決定する「ダイヤモンド」をはじめとする要素、相場の範囲内で婚約指輪の購入が可能なブランド、予算がない場合の方法など一挙にご紹介してきました。この記事が婚約指輪の購入を検討されている読者のみなさまのご参考になれば幸いです。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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