
エンゲージリングの意味や由来、実は「よく知らないかも…」という方、多いのではないでしょうか?
日本語でいう「婚約指輪」は、左手の薬指に着けるのが一般的。でも、なぜその指なのか。
そこには古代ローマ時代から続くロマンチックな由来があるんです!
本記事では、エンゲージリングの歴史・意味・必要性はもちろん、マリッジリングとの違いや選び方、人気ブランドまで徹底解説します。
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目次
1、エンゲージリングとは?
エンゲージリングとは、結婚の約束を形にした指輪、いわゆる「婚約指輪」のことを指します。プロポーズの際にパートナーへ贈られるもので、「ふたりの未来を約束する証」として長年親しまれてきました。一般的には左手の薬指に着けることが多く、その習慣には古代ローマ時代からの由来があります。
当時、人の左手の薬指には心臓へとつながる「愛の静脈(ヴェナ・アモリス)」が通っていると信じられており、大切な人との絆を象徴する部位とされていたのです。そのため、エンゲージリングはこの指に着けることで「永遠の愛」を誓う意味が込められています。
また、エンゲージリングの習慣は西洋文化が発祥ですが、現在では日本を含む多くの国で定着しています。特に日本では、プロポーズと同時にエンゲージリングを贈るのが一般的なスタイルとして浸透しており、ブライダルシーンの定番アイテムといえるでしょう。
指輪の素材にはプラチナやゴールドが使われることが多く、中央にはダイヤモンドがあしらわれたソリティアタイプが代表的です。これは、ダイヤモンドが「不変の愛」を象徴する宝石とされているためです。
2、エンゲージリングとマリッジリングの違いとは?
エンゲージリングとマリッジリング。この2つの指輪、混同されがちですが、実は役割も意味もまったく異なります。
エンゲージリングは、婚約の証として贈る指輪です。プロポーズのときや婚約成立後に男性から女性へ贈られることが一般的で、「結婚の約束を形にする」という象徴的な意味合いがあります。デザインは華やかでダイヤモンドが一粒あしらわれたソリティアタイプが多く、普段使いというよりは特別な場面で身につけることが多いです。
一方でマリッジリングは、結婚式で互いに交換する「結婚指輪」を指します。結婚後、日常的に身につけることが前提となっているため、シンプルで引っかかりのないデザインが主流です。素材にはプラチナやゴールドが使われ、ふたりの名前や記念日を刻印するカップルも少なくありません。
着けるタイミングにも違いがあります。エンゲージリングは婚約期間中や特別な日のお出かけ時に着用し、マリッジリングは結婚後、日常生活の中で常に身につけるというのが一般的です。
このように、贈るタイミング・デザイン・着用シーンなど、両者には明確な違いがあります。正しく理解して選ぶことで、より思いのこもった指輪選びができるでしょう。

3、エンゲージリングの価格・相場感をチェック!
エンゲージリングの価格は、選ぶ素材やブランド、ダイヤモンドのグレードによって大きく異なりますが、一般的な相場はおおよそ20万円〜40万円程度といわれています。以前は「年収の3か月分」という慣習が語られていた時期もありますが、近年では現実的な価格帯で選ぶカップルが増えています。
実際の調査によると、購入金額の最多ゾーンは30万円前後。予算を抑えつつも、品質にこだわった選び方を重視する傾向が見られます。例えば、0.3カラット前後のダイヤモンドに、プラチナ素材を組み合わせたシンプルなデザインが人気です。
高価格帯(50万円以上)になると、有名ブランドや大粒ダイヤ、高度なカット技術が加わったものが多くなり、婚約記念品としての特別感をより一層高めたい方に選ばれています。一方で、10万円台で購入できるモデルもあり、オーダーメイドやセミオーダーを選べば、予算に応じた柔軟な選択も可能です。
価格はダイヤモンドの「4C(カラット、カラー、クラリティ、カット)」によっても左右されるため、単純な金額比較ではなく、品質とのバランスを見ることが大切です。
無理をせず、自分たちの価値観とライフスタイルに合った価格帯で選ぶことが、後悔のない指輪選びにつながります。
4、人気のエンゲージリングブランド比較
エンゲージリングを選ぶ際、多くの人が気になるのが「どのブランドにするか」。ここでは、国内外で人気を集める代表的なブランドを紹介します。
ブランド名 | 国 | 特徴・印象 | 価格帯の目安 | 向いている人・選ばれる理由 |
---|---|---|---|---|
ティファニー | アメリカ | 王道。透明感あるダイヤと洗練されたデザイン | 約30万〜80万円前後 | 知名度・信頼感を重視したい方 |
カルティエ | フランス | 歴史ある格式と気品。クラシカルで重厚感のあるデザイン | 約40万〜100万円以上 | 高級感と伝統を大切にしたい方 |
ハリー・ウィンストン | アメリカ | ハイジュエリー。極上のダイヤモンドを使用 | 100万円以上 | 圧倒的な輝きと存在感を求める方 |
俄(にわか) | 日本 | 和の美意識とストーリー性。名前にも意味がある | 約20万〜50万円前後 | 想いを込めたデザインを贈りたい方 |
杢目金屋(もくめがねや) | 日本 | 日本の伝統技術を活かした木目模様。オーダーメイド可 | 約25万〜60万円前後 | 世界にひとつだけの指輪を作りたい方 |
グラフ | イギリス | 世界最高峰のダイヤモンド品質 | 150万円以上 | 最高級を求めるハイエンド層 |
シャネル | フランス | モードとジュエリーの融合。洗練された個性が魅力 | 約40万〜80万円前後 | ファッション性とデザイン性を重視したい方 |
アイプリモ | 日本 | 豊富なデザイン数と手の届きやすい価格設定 | 約20万〜40万円前後 | 初めての指輪選びで安心感を求めるカップル |
ラザールダイヤモンド | アメリカ | “世界三大カッターズブランド”のひとつ。カット重視 | 約25万〜60万円前後 | 輝きの質にこだわりたい方 |
銀座ダイヤモンドシライシ | 日本 | 国内最大級のブライダル専門ブランド | 約20万〜50万円前後 | 高品質・豊富な種類・店舗対応を求める方 |
エクセルコダイヤモンド | ベルギー | 本場ベルギー発、カット技術に定評あり | 約25万〜60万円前後 | 上質なカットと格式を両立したい方 |
「王道の美しさ」「個性的なデザイン」「ブランドの物語性」など、選ぶポイントは人それぞれ。大切なのは、自分たちの価値観や贈る想いに合ったブランドを見つけることです。
5、デザイン・素材の選び方|後悔しないためのチェックポイント
(1)素材選びのポイント
プラチナ
- 変色しにくく、アレルギーも起こりにくい
- 日本では最も選ばれている素材
イエローゴールド
- 華やかで高級感がある
- 肌の色が濃い方にもよく似合う
ピンクゴールド
- 柔らかく可愛らしい印象
- 肌なじみがよく、優しい雰囲気を演出
(2)デザイン選び
ソリティア(1粒ダイヤ)
- ダイヤモンドの存在感を際立たせる王道スタイル。
エタニティリング
- 小粒のダイヤモンドをリング全体にあしらった豪華なデザイン。
流線美デザイン
- 流れるような柔らかな曲線が手元を美しく見せるデザイン。
V字・U字・ウェーブ系
- 指の長さや形にフィットしやすい設計。
(3)重ね付け(セットリング)の選び方
- マリッジリングとセットで統一感が出る
- 結婚後の普段使いも考慮した選び方が可能
(4)実用性のチェックポイント
- 引っかかりの少ない形状を選ぶことで日常生活でも安心
- 職業や日常の動作に合った形状を意識する
- 着け心地も重視し、長時間でも負担の少ないものを選ぶ
6、エンゲージリングに込められた“想い”とは?愛を形にする理由
エンゲージリングを贈る行為には、単なるプレゼント以上の深い意味があります。それは「これからの人生を共に歩んでいきたい」という、強い意志の表れです。
婚約は法律的な契約ではなく、ふたりの意思によって結ばれる約束。その約束を目に見える形にしたものがエンゲージリングです。指輪には、「永遠」「円満」「決意」といった象徴的な意味が込められており、相手への想いや責任感をカタチとして表す役割を果たします。
また、エンゲージリングを贈ることで、自分の気持ちを改めて伝えるきっかけにもなります。言葉では伝えきれない感情を、ひとつの指輪に込める。だからこそ、それを贈られた側にとっても、その瞬間は一生忘れられないものになります。
中には「指輪なんて必要?」と考える方もいるかもしれません。しかし、エンゲージリングは“物”ではなく、“想い”を贈る文化。その人の存在や愛情を日々感じられる、特別なアイテムとしての価値があります。
贈る側も、受け取る側もエンゲージリングは、ふたりがこれから築く未来に向けて、互いの気持ちを確かめ合うための、大切なひとつの通過点なのです。
まとめ
エンゲージリングとは何か、その意味や起源、マリッジリングとの違い、価格帯やブランドの選び方までご紹介してきました。指輪は単なる装飾品ではなく、贈る側・贈られる側の想いをつなぐ「約束のかたち」です。
選び方に正解はありません。大切なのは、ふたりの価値観に合った選択をすること。王道のブランドから個性派のオーダーメイドまで、豊富な選択肢の中から「これだ」と思える一本に出会ってください。
本記事が、あなたの指輪選びのヒントとなり、大切な一歩を後押しするきっかけになれば幸いです。

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