ウェディングに関する情報誌やサイトなどを見ているとマリッジリングやブライダルリングという言葉がよく登場しますよね。
しかし媒体によっていろいろな名称で指輪のことを紹介されているため「どのリングのことを指しているのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そもそもブライダルリングとは何なのかという疑問解決から、結婚指輪と婚約指輪の購入時期とつけるタイミングについて詳しく解説していきます。
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目次
1、ブライダルリングとは
ブライダルリングとはその名の通り「結婚する際に身につける指輪」のことを意味します。このブライダルリングという言葉には結婚指輪と婚約指輪の両方が含まれ、どちらか片方だけを限定して指し示しているわけではありません。
では、エンゲージメントリングやマリッジリングという言葉はどうでしょう?
エンゲージメントリングとは、婚約指輪のことで、ジュエリーショップによってはエンゲージリング、エンゲージバンドとも称されています。これらは呼び方が異なるだけですべて婚約指輪のことを指しています。
一方、マリッジリングとは結婚指輪のこと。こちらもブランドによって異なる表現をしているケースがあります。例えばウェディングバンド、ウェディングリング、マリッジバンドがそれに当てはまります。これらはすべて結婚指輪を指す名称です。
2、婚約指輪と結婚指輪の違い
婚約指輪と結婚指輪は購入するタイミングや使用時期、そして指輪に込められている意味もそれぞれ異なっています。
しかしどちらにも共通して言えることはそれが「一生身につけるもの」であるということ。
これから末永く愛用していく大切な指輪ですから選ぶ前にきちんとそれぞれの違いについても把握しておきたいところですね。
(1)婚約指輪とは
婚約指輪とは一般的に男性から女性へと贈られる指輪のことを言います。婚約指輪の歴史は古代ローマ時代まで遡り、その当時契約のしるしとして使用されていた鉄の指輪を、結婚の証として使うようになったことがはじまりです。
日本で婚約指輪を贈る習慣が根付くようになったのは今から60年前のことだと言われており、歴史はまだ浅いのが実態です。
また、婚約指輪は「婚約を交わした」という事実を形にして証明するものですが、婚約指輪自体に婚姻届のような法的効力が発生するわけではないので、あくまでも愛の証として捉えましょう。
その愛情の証として婚約指輪には必ずと言っていいほどダイヤモンドが使用されています。これは、ダイヤモンドが世界で最も硬い石であり、なおかつ透明度が高いとされているからです。
「最も硬い石であること=二人の愛が壊れない」ことを表しており、「透明感=何物にも染まらない無垢な花嫁のイメージ」という理由から、ダイヤモンドが婚約指輪に最も相応しいとされています。
もちろんダイヤモンドにこだわる必要はなく、誕生石などをあしらった婚約指輪でもまったく問題はありません。
(2)結婚指輪とは
結婚指輪は男性だけが女性に贈るものではなく、双方が指輪を贈り合うことが一般的です。また結婚式では新郎新婦それぞれが互いの指輪を交換してつける儀式がありますが、これには夫婦としてこれから末永く歩んでいくという誓いの意味が込められています。
結婚指輪に丸いデザインが多いのは「永遠の愛」をアームで表現しているためであり、日常使いを前提にして作られたシンプルなデザインが主流であることも結婚指輪の特徴と言えるでしょう。
最近ではエタニティリング、ハーフエタニティと呼ばれるダイヤモンドを散りばめたゴージャスな指輪なども結婚指輪として選ばれていますが、二人が納得のいくものであればどんな結婚指輪であっても問題はありません。
結婚指輪だからお揃いでなければいけない、シンプルなものを選んだ方がいい、というように特別な決まりごとがあるわけではないので、二人のイメージにあうデザインを選ぶことが末永く愛用することにも繋がります。
(3)婚約指輪と結婚指輪はどの指につける?
結婚指輪と言えば左手の薬指をイメージされる方が多いと思いますが、これはギリシャ神話によるものだと言われています。古代ギリシャ人は心臓のある位置に人間の感情が宿ると考えて、心臓の血管と深く繋がりのある左手の薬指に指輪をはめたのだそうです。結婚に対する誓いと、相手への愛情を証明するために左手の薬指が選ばれたのですね。
これに対して婚約指輪は特別につける指が決まっているわけではないので、右手でも左手でも構いません。しかし先述の通り、左手の薬指というのは特別な意味が込められている指ですから、結婚式当日に新郎にはめてほしいという強いこだわりがある場合は、婚約指輪は右手薬指にはめておくとよいでしょう。
3、それぞれの指輪を身につけるタイミング
こだわりをもって選んだ婚約指輪と結婚指輪。できることなら早速身につけてお披露目したい!と心躍らせる方も多いと思いますが、結婚指輪の場合は指輪交換という大切なセレモニーもありますし、結婚式当日までは指輪の着用は控えるべきかな?といろいろ悩んで躊躇してしまいますよね。
こんな時にぜひ参考にしてほしい指輪をつけるベストなタイミングについて以下に解説していきます。
(1)婚約指輪をつけるタイミング
プロポーズ、または婚約直後に婚約指輪を贈られる方が多いと思いますが、婚約指輪につけ始める時期の特別なルールはありません。例えば、プロポーズと同時に婚約指輪をもらった場合、その場で婚約指輪をつけてもOKなのです。婚約指輪は、贈られた日からつけ始める女性が大半を占めているので、特別な事情がない限り結婚式や結納に合わせてタイミングを計る必要はないでしょう。
むしろ婚約指輪で一番悩むことは「いつまで指輪をつけるのか」という点ではないでしょうか。婚約指輪とはその名の通り婚約を証明するための指輪なので、婚約期間中につける指輪と考えるのが妥当です。入籍日や結婚式当日は結婚指輪をつけることになるので、左の薬指はあけておく必要があります。
とはいえ、婚約指輪の出番が婚約期間中だけに限定されてしまうのももったいないので、結婚後は結婚指輪と重ねづけをしたり、パーティーや記念日などの特別な日に指元を華やかに演出したりして、さり気なく婚約指輪を登場させて活用しましょう。
(2)結婚指輪をつけるタイミング
結婚指輪は夫婦になった証であり、これから夫婦として末永く支え合っていく決意を指輪交換で誓います。
結婚指輪も婚約指輪と同様にすぐにでも身につけたいという気持ちになるものですが、結婚式という特別な日にとっておきたいと考える花嫁が多いようです。タイミングに悩んでいるのであれば、結婚式当日までつけるのは控えるのが無難でしょう。
とはいえ、結婚式よりも入籍の方が先というカップルもいらっしゃると思いますので、それぞれの価値観や事情に合わせてベストなタイミングを選ぶようにするといいでしょう。
4、それぞれの指輪を購入するタイミング
結婚を控えているカップルが結婚準備としてやるべきなのが、婚約指輪と結婚指輪の購入。
ジュエリーショップでだいたいの目星をつけていたり指輪を渡すタイミングを検討されたりしていると思いますが、具体的にいつ頃から指輪購入の準備を進めていけばいいのか?というのは気になるポイントですよね。
指輪は既製品をショップで購入すれば、すぐに手元に届くというわけではないのが注意すべき点。サイズがなければ取り寄せなければいけませんし、セミオーダーやフルオーダーなどオーダー内容や刻印の有無によっても製作期間が大幅に変わってきます。
購入される指輪のデザインを考慮して購入時期を検討するようにしましょう。
(1)婚約指輪を購入するタイミング
最近は既製品と変わらない金額でオーダーメイドできるジュエリーショップも増えているので、完全オーダーメイドでサプライズプレゼントを計画する男性も多いようです。完全フルオーダーの場合だと一般的に1~3ヵ月の製作期間を要すると言われているので、渡したい予定日から逆算して、余裕を持ってオーダーを済ませておきましょう。
セミオーダーの場合でも3週間~1ヵ月半ほどかかるので、指輪のデザインにこだわりたいという方は、「ちょっと早過ぎるかな?」と思うくらい余裕を持って行動するのが安心です。
ちなみにクリスマスシーズンに婚約指輪を贈る場合は既存品であったとしても2週間~1ヵ月前には予約を入れることをおすすめします。クリスマスシーズンはジュエリーショップが最も混み合う時期なので、計画を立てずに購入をすれば予定日に間に合わない可能性が高いので注意しましょう。
(2)結婚指輪を購入するタイミング
結婚指輪の購入時期は結婚式もしくは入籍日に合わせて予定を立てるとスムーズに決まります。
例えば結婚式前に結婚指輪を完成させたい場合、あまり遅い時期から選び始めると、結婚式準備に追われてじっくりと指輪を選べなくなってしまう可能性があります。特に結婚式まで3ヵ月を切った辺りから急激に慌しくなっていくので、余裕をもって5ヵ月前くらいから結婚指輪の購入を検討しておくとよいでしょう。
結婚指輪に対して特に興味がなかったのに、実際にジュエリーショップに行ってみるとこだわりが出てきて決定するまで時間がかかるというのはよくあるお話。
結婚式や新居の準備などに追われ、指輪選びを妥協してしまった、なんてことのないように、早め早めの準備を意識することが大切です。
まとめ
今回はブライダルリングに関する知識とつけるタイミング、そして購入時期についてご紹介させていただきましたがいかがでしたか?
ブライダルリングはつけるタイミングや購入する時期を考えることももちろん大切ですが、何よりも大切なのは、末永く愛用できる納得の指輪を選ぶこと。
これから10年、20年と共に人生を歩んでいく大切なブライダルリングですから、悔いのない選択をしてください。
今回の記事がブライダルリング購入を検討されている新郎新婦のお役に立てば幸いです。
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「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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